たんぱく質が足りてない?

意外と脂質不足かも!?

炭水化物摂り過ぎ?

栄養バランスの良い
スマートな食事で健康に!

肌荒れ 疲れやすい 低栄養 メタボ その原因は栄養バランスが悪いから!?

さまざまな不調は栄養がちゃんと摂れていないせいかもしれません。
健康な体づくりには毎日の食事が大切!栄養バランスの良い、賢くスマートな食事を目指しませんか。

伊藤園の管理栄養士が解説します! 伊藤園 管理栄養士 早川景子

伊藤園 管理栄養士

早川 景子

麦茶・紅茶・健康茶ブランドグループで、主に紅茶の商品開発を担当。豊かな食生活の提案を行っています。

 疲れやすい、肌あれがひどい、体型がメタボ、食べているのに太れないなど、不調の内容も原因も人によってさまざまですが、必要な栄養素がちゃんと摂れていないからかもしれません。

 私たちの体は、筋肉や臓器はもちろん、髪の毛、肌、爪にいたるまで、食事から摂った栄養でできています。活動するエネルギー源も、体の機能を正常に保つ働きもすべては食事次第。健康な体を維持するためには、バランスの良い食事が不可欠。病気でもないのに不調を感じている方は、食事を見直してみませんか。栄養バランスを考えた賢くスマートな食事を目指しましょう!

栄養バランスを整えるために必要な“PFC”って何?

1日に必要なPFCバランス

C 炭水化物(Carbohydrate)50~65% F 脂質(Fat)20~30% P たんぱく質(Protein)13~20%

たんぱく質、脂質、炭水化物の摂取比率は、食事のバランスを整える上で重要な指標です。

 栄養バランスを整える上で重要なのは、「PFCバランス」が適切に取れているかどうか。PFCとは、たんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)のことで、厚生労働省の日本人の食事摂取基準によると、上の図が理想的な割合です。

 たんぱく質は、筋肉や臓器など、私たちの体をつくる材料で、脂質は細胞膜やホルモンの材料、炭水化物は細胞をつくるときや活動のためのエネルギー源です。このPFCバランスを意識して食事を摂ると、栄養不足や過剰摂取を避けられ、生活習慣病の予防にもつながります。

 糖質を避けるために炭水化物を減らしたり、脂質を極端に控えたりする人もいますが、どれも重要な栄養素。一方、たんぱく質なら良いと思って摂り過ぎると腎臓に負担がかかったり、脂肪として蓄積されたり、健康問題につながる場合があるので注意が必要です。

 逆に高齢の方の食事は食べやすい炭水化物に偏り、たんぱく質や野菜が不足しがち。お腹は満たされても栄養は不足している、そんなことにならないように、しっかりとバランスを考えた食事を摂るようにしましょう。

ビタミン、ミネラル、食物繊維も必要です

健康な体づくりにはPFCだけでなくビタミン、ミネラル、食物繊維も必要です。これらは体内で合成できないため、食事で摂りましょう。

1日3食摂ることが健康維持につながります

 食事の摂り方は1日3食をおすすめします。朝食を食べなかったり、夜遅い時間に食べたりといった不規則な食事の摂り方は、健康を妨げてしまいます。

 3食に分けるメリットは3つあり、1つは血糖値の急激な上昇を抑えられること、2つ目は空腹による集中力低下を防ぐこと、3つ目は、栄養素を1食で摂り切れないときに、ほかの2食で栄養バランスが保てることです。例えば、朝にたんぱく質が足りなければ、昼に肉や魚を食べるなど、不足したものを補いやすくなります。ぜひ3食を心がけてください。

栄養バランスだけでなく生活リズムも整う

1日3食規則正しく摂ることで、生活リズムも整います。不規則な仕事で難しい方は、生活に合わせて食事を複数回に分けてみましょう。

目指せ!スマートな食事

プラスオン置き換えで栄養バランスを整えよう!

プラスオン

  • たんぱく質不足は
    卵やハム、ツナなどをプラス!
    みそ汁+卵 パン+ハム サラダ+ツナ缶

    たんぱく質は成人女性で1日50g、男性で1日65g摂取が目安です。足りないなと感じたら、例えば、みそ汁に卵を落とす、パンにハムやチーズをのせる、サラダにツナを加えるなど工夫すれば、少しずつ補えます。

  • 少食の人は間食で補おう!
    P チーズ F ナッツ C バナナ

    少食の人は、PFCバランス(※前述参照)が崩れて必要な栄養素が不足しがち。間食で栄養を補充しましょう。間食といっても甘いものではなく、チーズ(P)、ナッツ(F)、バナナ(C)など、PFCバランスを意識してプラスしましょう。

置き換え

  • 白米を麦ごはんに換えれば
    糖質オフで食物繊維も摂れる!
    白米→麦ごはん

    糖質を避けるために白米を減らしたいという人は、食物繊維が豊富で糖質が少ない麦や玄米に置き換えてみては?
    玄米は浸水時間が長く面倒ですが、もち麦や押し麦なら手軽に炊けるのでおすすめです。

    もち麦と押し麦、どう違うの?

    もち麦
    大麦の皮を取り除き、精麦した状態。もちもち、プチプチとした食感が特徴。
    押し麦
    大麦の皮を取り除き、ローラーで押しつぶした状態。ふっくらとした食感が特徴。
  • 脂質は意識して良質なものに!
    青魚 オリーブオイル アマニ油

    脂質は重要な栄養素ですが、動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸や、マーガリンなどの加工食品に含まれるトランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増やしてしまいます。魚油や植物油など、不飽和脂肪酸を含む良質な脂質に置き換えましょう。

管理栄養士おすすめ

具だくさんのスープでバランスUP!

出汁を使わず味もつけずに、野菜と肉を煮るだけ。たくさん作って食べる分だけ小鍋に移し、その日の気分でみそ味、しょうゆ味、コンソメ味などに仕上げます。あとから豆腐やゆでたほうれん草などを足して、野菜とたんぱく質を補うこともあります。

伊藤園の管理栄養士 早川 景子