この冬こそ
カサカサ気になる乾燥肌を克服しよう!
冬は、肌のカサつきやかゆみが気になる季節。肌トラブルに悩んでいる人も多いのでは?しっかりと乾燥対策をして、健やかな肌を取り戻しましょう。
医療法人社団康梓会
SAWAKO CLINICxYS 統括院長
大阪大学大学院医学系研究科
未来医療学寄附講座 特任准教授
日比野佐和子(ひびの さわこ)先生
アンチエイジング医療における第一人者として、基礎研究から最新の再生医療の臨床に至るまで幅広く国際的に活躍するほか、テレビや雑誌などでも注目を集める。著書は『医者が教える すごい美肌循環』(アンノーンブックス)など多数。
乾燥肌の原因は?
水分、皮脂、美肌成分は30代から減少する!?
乾燥肌とは、ただ肌の表面が乾いているだけではなく、肌の内部の水分を保つ力が衰えている状態をいいます。
肌の水分量は加齢によって低下し、生まれたばかりの赤ちゃんの肌と比べると、30代の肌で既にその半分程度しかありません。また、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンといった「美肌成分」も減少し、水分を閉じ込める力が弱くなります。さらに皮脂の分泌量も減るため、みずみずしい肌を保つことが難しくなり、乾燥肌を引き起こすのです。
肌の水分を保つ4つの美肌成分とは?
肌の水分を保つ成分には、水分と油分を閉じ込めるセラミド、水分を蓄えるヒアルロン酸、弾力のもととなるコラーゲン、ハリをもたらすエラスチンがあります。
原因は加齢のほか環境や生活習慣も
乾燥肌の原因はさまざま
・空気の乾燥
・紫外線によるダメージ
・間違ったスキンケア
・偏った食生活
・睡眠不足や過度なストレス
・血行不良やリンパの滞り
乾燥肌の原因は加齢だけではありません。肌の新陳代謝(ターンオーバー)の乱れも原因のひとつ。乾燥や紫外線によるダメージのほか、間違ったスキンケア、偏った食生活、睡眠不足、ストレス、血行不良やリンパの滞りなども肌の新陳代謝に影響し、肌の保水力が落ちてしまいます。
スキンケアについては、クレンジング剤や洗顔料に含まれる界面活性剤が肌に残ると水分や油分が奪われやすくなり、防腐剤は肌の潤いを守る菌などを破壊してしまいます。また、顔や体を洗うときはゴシゴシこすったり、熱いお湯を使ったりすると、必要な皮脂まで流出してしまうので注意が必要です。
保湿だけじゃない乾燥肌の対策
保湿に加え、運動、食事、睡眠など生活習慣を見直すことも大切
乾燥肌を防ぐためには、まずは、肌に十分な水分を保つこと。化粧水をつけた直後は潤ったように感じても水分はすぐに蒸発してしまいます。乳液やクリームなどの油分も忘れずに。また、乾燥を防ぐためには室内の湿度のコントロールも大切です。
次に食生活を見直しましょう。「肌は内臓の鏡」といわれ、乾燥肌の対策には毎日の食事も大切です。
炭水化物や脂質を極端に減らすなど、特定の栄養素を避ける食事は肌荒れや乾燥肌を招きます。水分保持量は、肌に十分な栄養素が行き渡ることで高まるといわれているため、バランスの良い食事を摂ることが大切。そのうえで、腸内環境を整えましょう。腸の善玉菌が増えると便通や体調が整い、肌の新陳代謝もスムーズになります。また、体の老化を進める「活性酸素」の働きを抑えるため、抗酸化作用の高い食材もおすすめです。
しかし、食事で対策をしても、血行不良だと栄養が十分に行き渡りません。睡眠不足やストレスも含め、乾燥肌の対策には生活習慣の改善が欠かせないのです。
乾燥肌を克服する6つの対策
乾燥肌の対策は保湿だけでなく、
運動、食事、睡眠といった生活習慣を見直すことも大切。
できることから少しずつでも始めてみましょう!
洗顔や入浴の後は
5分以内に保湿を!
洗顔や入浴後は、5分を過ぎると水分の蒸発が急激に進みます。化粧水などで水分を補ったら、乳液やクリームの油分でフタをして蒸発を防ぎましょう。また、使用するのは刺激の少ない無添加の製品がおすすめです。
室内の湿度は
60〜65%に!
肌の乾燥を防ぐには、湿度を60~65%に保つのが大事。加湿器がない場合は、ぬらしたタオルを部屋に干すなどの工夫を。乾燥する冬の季節だけでなく、夏のエアコンの風にも気をつけましょう。
軽い運動を習慣にして
血流をアップ!
ウォーキングやストレッチ、ヨガなど軽い運動を習慣にしましょう。血流やリンパの流れが良くなると、全身に栄養が届き、老廃物は排出されて肌も健やかに。
発酵食品と食物繊維で
腸内環境を整える
腸内環境を整えると、便通が良くなり、肌の新陳代謝もスムーズに。ヨーグルトなど善玉菌である乳酸菌を多く含む発酵食品や、善玉菌のエサとなる食物繊維を含む食品を積極的に摂りましょう。
抗酸化作用の高い食材や
ビタミンを摂る
緑茶のカテキンやトマトのリコピンには、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。β-カロテン(体内でビタミンAに変わる)が豊富なにんじんやパプリカなどに含まれるビタミンA、C、Eも肌の健康におすすめ。
寝不足はNG!
質の良い睡眠をとる
深い眠りにつくことができれば、成長ホルモンの分泌が活発になり、肌の代謝も促進されます。睡眠時間はできれば7時間程度確保し、深い眠りにつくために寝る前はリラックスしましょう。
乾燥肌を放置すると深いシワやたるみができたり、肌荒れやかゆみなど不快な症状につながったりします。できることから少しずつでも、ぜひ対策に取り組んでみてください。


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