湿度の高い今がベストシーズン!
梅雨どきのお掃除術
湿度が高く、ジメジメとした梅雨の季節。
実は、お掃除のベストシーズンだとご存じでしたか?
梅雨どきにお掃除をするメリットやポイントを、お掃除・片づけのプロ、大津たまみさんに教えていただきました!
大津たまみさん
「お掃除・お片づけ・生前整理」のプロとして、35 年以上のキャリアを持つ片づけ・清掃業界のカリスマ的存在。講演のほか、テレビ、雑誌、ラジオなどでも片づけや掃除法を伝授している。著書に 『「汚れ予防」のコツと裏ワザ』( 青春新書プレイブックス)など多数。
梅雨は、掃除しやすい条件がそろっています
梅雨にお掃除をおすすめする理由は、3つあります。
まず、湿度が高いため、ほこりが飛散しにくく、効率良く汚れを取り除けること。
次に、気温が20度前後なので、油汚れや皮脂汚れが固まりにくく落としやすいこと。
3つ目は、カビを取り除いておくことで、夏のカビの繁殖を抑えられることです。
梅雨はまさにお掃除のベストシーズン。さっそく、始めてみませんか。
- 1 湿度が高くほこりが舞いにくい
- 2 油、皮脂汚れが落ちやすい
- 3 カビ予防になる
梅雨どきに掃除しておきたいのはココ!
湿気が多くなるとカビが増える浴室、油汚れが落ちやすくなるキッチンなど、この時季の掃除におすすめの場所と、掃除のポイントをご紹介します。
梅雨はカビ予防が大事。
掃除後は水分を残さない!
カビが生えやすい浴室は、まず、50度以上のお湯を全体にかけまょう。高い温度で浴室を温めると、カビ菌が死滅するだけでなく、人のあかや皮脂も取れやすくなります。その後、カビの生えやすいゴムパッキンはキッチンペーパーで水分を拭き取ってから、カビ取り剤を使用します。しつこいカビにはカビ取り剤をかけた場所にキッチンペーパーを置いて〝つけ置き〞にするのがおすすめです。
掃除を終えたら水切りワイパーやタオルで水分を拭き取り、梅雨どきは扉を閉めて換気扇を回します。扉を開けてしまうと、部屋に湿気が移ってしまうので、扉は閉めて換気扇を長時間かけることが大切。隅々までしっかり乾かしておくと、カビ防止になります。
浴室全体にお湯をかける

いきなりカビ取り剤を吹きかけるのではなく、まず、50 度以上のお湯をかけましょう。
カビ菌を死滅させ、汚れが浮き上がります。
お湯が体にかからないように、十分ご注意ください。
ゴムパッキンのカビ取りは
キッチンペーパーを活用

ゴムパッキンにカビ取り剤をかけたら、キッチンペーパーをこより状にして置きましょう。
つけ置き状態になるので、カビがよく取れます。
天井は除菌シート+
フロアワイパーで拭く

天井にカビ取り剤を吹き付けるのは飛散して危険です。
フロアワイパーに除菌シートを装着して拭きましょう。
除菌ができて汚れも取れます。
浴槽のエプロン内部もキレイに

浴槽側面のエプロンが外せる場合は、中もきれいに掃除しましょう。
ここにカビがあると、浴室を掃除しても、なかなかカビがなくなりません。
高い湿度と気温で油汚れが落ちやすい!
キッチンで気になるコンロ周りの油汚れは、気温が高くなるとゆるみやすく、温かいタオルで拭くだけでも、冬場より落ちやすくなります。
換気扇の油汚れや焦げ付いたコンロの五徳など、汚れがひどいものはつけ置き洗いがおすすめです。フィルターなど取り外せる部品を外し、シンクに40〜50度のお湯をためて洗剤を溶かして1時間程度つけ置きします。
塗装が施されている場合、アルカリ性洗剤では塗装がはがれる恐れがあるため、まずは中性洗剤で様子を見ましょう。塗装がない場合は、セスキ炭酸ソーダ(アルカリ性)がおすすめ。3Lのお湯に対してセスキ炭酸ソーダ大さじ2(約30g)が目安です。
つけ置きした後は、台所用スポンジの硬い面(不織布面)でこするとスルッと汚れが落ちます。
換気扇や五徳は洗剤を溶かしたお湯につけ置き

換気扇や五徳などは部品を外し、40~50度のお湯に洗剤を溶かしてつけ置きすると、頑固な汚れが浮き上がります。
吹き出し口のカビ掃除で夏を快適に過ごす
久しぶりにエアコンをつけたらカビ臭いし、咳やくしゃみが出るといった経験はありませんか。
エアコンはフィルターだけでなく、吹き出し口のルーバー(羽根部分)も掃除しましょう。ルーバーはカビが繁殖しやすく、梅雨どきに汚れたまま使用すると、カビを室内にまき散らしてしまう恐れがあります。
掃除には、菜箸に除菌シートを輪ゴムで巻き付け、吹き出し口の奥まで拭き取ると効果的。これだけでも汚れを落とせますが、ひどい場合は、高圧洗浄で内部のフィンまで清掃できる専門業者に依頼しても良いでしょう。プロに依頼する目安は2年に1回程度ですが、日頃から軽く掃除をしておくだけでもカビを防げます。
梅雨のエアコン掃除は、夏を快適に過ごすための投資のようなもの。梅雨に手入れをしておけば、夏のエアコンの効きが良くなり、室内環境の改善にもつながります。
除菌シートを巻いた菜箸で吹き出し口のカビとほこりを拭き取る

除菌シートを巻いた菜箸
菜箸に輪ゴムで除菌シートを巻き付けたものでエアコンの吹き出し口を拭くと、カビとほこりがしっかり取れます。
普段掃除しない部屋の隅もほこりを一掃するチャンス
ほこりが湿気を含み床にたまりやすい梅雨は、部屋の隅にたまったほこりを一掃するチャンス。 ドライシートで絡め取ってから掃除機をかけましょう。
ウェットシートや水拭きはほこりが泥状になるので、汚れている部分にだけ行います。これから素足で歩く機会も増えるので、しっかり掃除して床のべたつきも抑えましょう。
湿気を含んだほこりを一気に取り除く

部屋の隅や壁際は、小回りの利くワイパーが便利。
ドライシートを付けたワイパーを押し当て、床にたまっているほこりやゴミを絡め取りましょう。
湿度を味方にサッシの砂ぼこりも一掃
窓ガラスは軽くぬらし、タオルや水切りワイパーで水分を取るだけでも十分ですが、マイクロファイバークロスで水拭きとから拭きをすれば、洗剤なしでもさらにきれいに仕上がります。
サッシは、年間を通して梅雨が一番掃除しやすい時期。湿度があることでほこりが空中に舞いにくく、サッシの溝にたまった砂ぼこりもしっかり取り除けます。
砂ぼこりは乾いた状態でかき出して吸い取る!

溝は雑巾で拭くのではなく、ほこりをかき出して吸い取りましょう。
古い歯ブラシを使うと、かき出すのに便利です。
あると便利なお掃除アイテム
ラクにきれいにお掃除するためには、道具や洗剤選びも大切。
場所や汚れ具合に適したものをそろえておくと掃除がしやすくなり、効率もアップします!
梅雨の掃除で
年末の大掃除をラクにしましょう!
梅雨はちょうど1 年の真ん中あたり。この時季に掃除をしておくと、年末の大掃除がラクになります。また、室内環境が良くなることで、気持ち良く過ごせますし、生活リズムも整います。
ぜひ、無理なく、楽しみながらお掃除してみてください。
1完ぺきを目指さない!
完ぺきを目指すとキリがなく、終わりが見えなくなってしまいます。「今日はここだけにしよう」と、掃除する場所を小さく区切りましょう。「完ぺきでなくてもいい」と割り切ることが大切です。
215分を見安にする
掃除がイヤにならずに済むのは、15分までが目安。 音楽だと3曲分くらいなので、好きな曲をかけながら掃除するのがおすすめです。早いテンポの曲のほうが、ノリノリで掃除も早く終わります。
3ごほうびを用意する
掃除が終わったら、好きなお菓子やお茶の時間を楽しみましょう。小さなごほうびを用意することで、「掃除をすればいいことがある」と脳が覚えると、掃除が苦にならず、楽しくできるようになります。










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