「下の血圧が高い」「味の濃い食べ物が好き」などちょっとしたお悩みございませんか?血圧にまつわる悩みや質問について、日本高血圧協会の島本理事長に答えやヒントについて教えていただきました。
【お悩みQ&A】
- Q1.
毎日『健康体 GABAトマト』やサプリを飲み、降圧体操などもしています。 その結果、最近は上が150→140、下が110→100くらいまで下がってきました。
ただ、それでも下が高いのが気になります。(ミノリン 男性/50代) - A.
上の血圧が高いだけでなく、下の血圧だけが高い場合でも注意が必要です。
年齢を重ねると上の血圧が高くなる傾向になりますが、下の血圧はむしろ低下していきます。 下の血圧だけが高い高血圧は比較的若い方にみられる傾向があります。
下の血圧は、心臓が休んでいる状態で、ゆっくりと血液が体の末端に送られている状態時の圧力のことです。 つまり下の血圧が高いのは、血液を末端まで送る血管が狭くなることで 血流が悪くなり血圧が高くなると考えられます。
食事や適度な運動、禁煙、節酒、ストレス軽減など生活習慣を見直してみることをおすすめします。
- Q2.
2年前くらいから血圧が高く、本格的に薬をもらわないといけないと言われました。 気持ちが沈みます。 日々できることを教えてほしいです。(まりんご 女性/40代) - A.
高めの血圧の原因として「ストレス」も大きくかかわります。
そのため「血圧を下げなければいけない」と強く意識するよりは、 日々の生活を少しずつ健康的な生活に置き換える、と意識してみてはいかがでしょうか。
例えば、これまでしょうゆを使っていた場面で減塩ポン酢に変えてみる、あるいはいつもエレベーターを使っていたところを 1階分だけ階段に変えてみる・・・ など1日1つ何かを変えてみる、などしてみてはいかがでしょうか。
減塩・運動・生活習慣改善を半年ほど行い、それでも血圧が高い場合は医師に再度相談してみましょう。- <日々できることの一例>
- ・しょうゆを使っていた場面で減塩ポン酢にかえてみる
- ・夜の食事を腹八分目でやめてみる
- ・エレベーターを使っていた場面で1階分だけ階段に変えて歩いてみる
- ・いつもより早く寝てみる
- ・お風呂あがりにリラックスタイムを作ってみる
- ・肥満があれば体重管理をする。
- Q3.
なぜか人前に出るとぐーっと血圧が高くなり心配です。私の血圧は何年もこんなことで今まで続いてきました。(女性/80代) - A.
血圧は、ストレスが原因でも高くなります。
そのため、人前に出たときに緊張とストレスで高くなると考えられます。 特にストレスが長時間続くのではなく、安静にしている状態で高い状態でなければ問題ありません。 家庭で血圧を測って参考にいてみましょう。
- Q4.
自宅で測ると大して心配ないのですが、健康診断ではいつも高くなります。病院で食事指導をいただき塩分には気を付けております。 なかなか運動する機会がない日常ですが、血圧を下げるために何か役に立つことがありますか。(女性/50代) - A.
病院などで血圧を測る場合、家庭で測るよりも高くなる傾向があり、「白衣高血圧」と言われています。
そのため、病院で血圧を測る場合の目標値は、家庭よりも5mmHg高く設定されています。 家庭で測る血圧は、135/85mmHg以上で高血圧ですので、135/85mmHg未満なら「白衣高血圧」と言えます。 健康診断で測った場合も、病院と同じ考え方で判断してください。
尚、「白衣高血圧」は、将来本当の高血圧になりやすいと言われていますので、普段から減塩、運動等の生活習慣に気を付けましょう。
- Q5.
塩分を摂りすぎてしまうのですがどうしたらいいですか?(男性/70代) - A.
例えば、昼食時に塩分を摂りすぎたな、と思ったら夕食に塩分を控えるなど1日の中で調節していただくのも一つの方法です。
また、「カリウム」は摂りすぎた塩分を体から排泄してくれる役割もあるため、 「カリウム」を含む野菜や果物を積極的に摂取するのもおすすめです。 一度に塩分を減らすと長続きしないことが多いので、出汁や酢を用いて、徐々に塩分を減らしていきましょう。
<参考>カリウムの多い食材食材 カリウム量 サワラ 1切(焼き、60g) 370g キウイフルーツ 1個 300g バナナ 1本 300g アボカド 1個 590g 納豆 1パック 330g さつまいも(焼き、皮なし) 1個 540g 牛乳 1杯 300g
- Q6.
味の濃い食べ物が好きで、なおしたいと思っているのですがどうしたらいいですか?(男性/60代) - A.
味付けをしょうゆや塩だけに頼るのではなく、例えばこしょう、唐辛子などの香辛料や生姜やレモンなどの香味野菜、 低塩のお酢やケチャップなどに替えるなど一工夫してみてはいかがでしょうか。 また、素材の味を楽しむことに意識を向けてみるのもおすすめです。
- Q7.
できるだけ塩分を控えているが、どこまで控えられているのかよくわかりません。(男性/60代) - A.
1日の塩分量を計算してみることをおすすめします。 厚生労働省の食品成分データベースなどで確認ができます。 一度計算してみると、1日6gが目標ですが、以下のように意外と塩分を摂り過ぎてしまっている、など気づくことができます。
<伊藤園 商品担当 森社員 のある日の一日>朝食 (塩分量) 昼食 (塩分量) 夕食 (塩分量) 食パン 1枚 0.8g カップ麺 1杯 6.4g ごはん 1杯 0g 牛乳 1杯(200g) 0.2g 『健康体 GABAトマト』 1本 0~0.35g みそ汁 1杯 1.5g 肉じゃが 1皿 1.2g きゅうり、トマト 0g 朝食合計 1.0g 昼食合計 6.4~6.75g 夕食合計 2.7g 1日の合計 10.1~10.45g
- Q8.
朝は基準範囲内だが、日中活動するとすぐに血圧が上がっているのですが問題ないでしょうか。(女性/50代) - A.
血圧は、起床時から日中活動することで10~20%ほど上がり、夜になると落ち着く傾向にあります。 また、急にしゃがんだり、排尿・排便、入浴時、ストレスを感じたり、運動をすることなどでも急に上がることがあります。
血圧は変動するものであることを前提に、朝・夕・夜の血圧の平均で判断します。 活動している時は、3~5分休んだ状態で血圧を測って下さい。
平均で135/85mmHg以上なら高血圧と判定されますので、その場合はかかりつけ医に相談してください。
- Q9.
昨年位からときどき血圧が高くなる事がある。常に高いわけではないので、逆に気になります。(女性/50代) - A.
年齢を重ねたり、環境の変化や過度なストレスにより血圧が高くなる傾向にあります。
また更年期でも血圧の変動が大きくなります。
血圧は変動するものであることを前提に、朝・夕・夜の血圧の平均で判断します。 平均で135/85mmHg以上なら高血圧と判定されますので、その場合はかかりつけ医に相談して下さい。
監修
島本 和明氏
日本医療大学総長、特定非営利活動法人日本高血圧協会 前理事長
北海道小樽市出身。札幌医科大学名誉教授。札幌医科大学第二内科教授、札幌医科大学附属病院長、札幌医科大学理事長・学長を歴任。 日本高血圧学会理事長、日本心臓病学会副理事長など、多くの学会で要職をつとめられ、現在も医学の更なる発展のために数多くの学会に精力的に参加。 北海道科学技術賞、日本高血圧学会栄誉賞、秋山財団賞など、他にも数多くの名誉ある賞を受賞。






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